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【社労士試験】条文読解の必須知識!「又は」と「若しくは」の明確な違いと使い分けルール

【社労士試験】条文読解の必須知識!「又は」と「若しくは」の明確な違いと使い分けルール

社労士(社会保険労務士)試験の学習をスタートして、多くの方が最初にぶつかる壁が「独特な法律用語の読みにくさ」ではないでしょうか。

分厚いテキストや過去問の条文を読んでいると、「又は(または)」と「若しくは(もしくは)」という言葉が頻繁に登場します。

実はこれ、決して適当に書かれているわけではなく、法律の世界には明確な「使い分けのルール」が存在します。

このルールを知らないまま学習を進めてしまうと、長い条文が何を意図しているのか理解できず、本試験でも「何と何が並列されているのか」を見失って失点する原因になってしまいます。逆に言えば、この法則さえ知ってしまえば、どんなに長く複雑な条文でもパズルのようにスッキリと構造が見えてくるようになるのです。

「又は」と「若しくは」の基本的な使い分けルール

どちらも選択的に語句を連結する(AかBかを選ぶ)際に使う接続詞ですが、語句の数や構造によって使い方が決まっています。

1. 2つの語句をつなぐ場合

シンプルに2つのものを並べる場合は、その中間に「又は」を用います。

  • 【例】 A 又は B

2. 3つ以上の語句をつなぐ場合

3つ以上のものを並べる場合は、読点(、)でつなぎ、最後の語句の前にだけ「又は」を用います。

  • 【例】 A、B 又は C

3. 【重要】複雑な接続(グループ分け)になる場合

意味の上で「小さなグループ」と「大きなグループ」に分かれるような2段階(あるいはそれ以上)の複雑な接続になる場合は、以下のルールで使い分けます。

  • 大きな接続(大グループ): 「又は」
  • 小さな接続(小グループ): 「若しくは」

具体例で条文の構造を読み解いてみよう!

実際の社労士試験の条文(労働者災害補償保険法 第12条の2の2)を例に、ルールを当てはめてみましょう。

〈実際の条文〉 労働者が、故意に負傷、疾病、障害若しくは死亡 又は その直接の原因となった事故を生じさせたときは、政府は、保険給付を行わない。

この条文は、一見すると単語が羅列されていて読みにくいですが、「若しくは」と「又は」のルールを知っていれば、以下のようにきれいにグループ分けできます。

  1. 【小グループ】 「負傷」「疾病」「障害」「死亡」の4つは同じレベルの小さな選択肢です。そのため、最後の「死亡」の前に小さな接続詞である「若しくは」が使われています。 (負傷 or 疾病 or 障害 or 死亡)

  2. 【大グループ】 上記の「ケガや病気などの結果」グループと、「その直接の原因となった事故」という別の要素を、大きな選択肢としてつなぐために、大きな接続詞である「又は」が使われています。 (【小グループの結果】 or 【原因となった事故】)

まとめ

「又は」は大きなグループ分け、「若しくは」は小さなグループ分け。 このルールを意識するだけで、長くて複雑な条文が何を意図して書かれているのかが、驚くほど正確に捉えられるようになります。今後の学習をスムーズに進めるための強力な武器として、しっかりと覚えておきましょう!

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