【FP3級講座】Shikaku Passで合格しました!(Vol.1)
当講座を受講した方から、早速合格報告が届いております。どんなポイントが学習・合格する上でメリットに感じたのか、実際に受講したご感想をいただき…
FP(ファイナンシャルプランナー)は毎年数十万人が取得を目指す、国家資格の中でも特に人気の高い資格です。
FPがここまで高い人気を維持しているのは、資格取得を通じたキャリアアップはもちろんのこと、税金対策や家計の管理など日々の日常生活にも役立つ知識を得ることができるからです。
ここではそんなFP資格を取得するメリットを取得する資格のランク別にご紹介します。
目次
FP(ファイナンシャルプランナー)の資格試験では公的社会保険制度や年金制度といった、実生活に直結する知識を学びます。これにより、時事ニュースの理解が容易になり、日々の情報消費に対する洞察力を深めることができます。
また、株式投資や相続税に関する知識も学習の一部であり、それらはキャリアアップを目指す会社員から日常の家計管理に役立つ情報を学びたい主婦まで、様々な人々に有益です。これらの知識は、自身の資産管理に役立つだけでなく、親族の相続問題や投資の機会に対する理解を深めることも可能にします。
このようなFPの学習内容は日常生活に密接に関連しており、宅建や簿記といった他の専門的な資格試験に比べてアクセシビリティが高いと言えるでしょう。学習過程を通じて、個々のライフスタイルやニーズに適した金融戦略を立てる能力を養うことができます。
そもそもFP(ファイナンシャルプランナー)の資格は、クライアントの資金管理に対する専門的なアドバイスを提供するためのものです。これは、一般的な家庭の家計状況を理解し、その上で適切な金融戦略を提案する能力を試されることを意味します。
FPの資格は、個々のライフスタイルや家庭の経済状況に合わせて、適切な財務戦略を提案できる能力を証明します。これは、自身の金融知識を向上させるための有益なツールであり、自己の金融リテラシーを高め、資金管理を効果的に行うための自信を与えます。
FPの資格を取得するための学習は、所得税や相続税などの税法の理解を必要とします。
これらの計算は複雑で、理解するのに時間がかかることもありますが、これらの税に関する知識は、自己の税負担を軽減するための重要なスキルとして活用できます。つまり、日常生活のあらゆる場面で、節税の知識が直接的にお金を節約するのに役立つのです。
投資商品に関する知識もFPの学習範囲に含まれます。株式、債券、投資信託など、さまざまな投資手段のメリットとデメリット、リスクとリターンを理解することで、銀行に預けた貯金をより効率的に増やすための戦略を立てることができます。
年金は最も身近でありながらも複雑な社会保険制度の一つですが、こちらもFPの試験内容に含まれています。
基本的な概念から、日々の生活ではなかなか理解しづらい応用知識まで、年金に関するあらゆる知識を得ることで、将来の年金制度の変更にも自身で対応する力をつけることが可能となります。
FPの勉強には相続に関する科目も含まれます。これにより、将来の相続税対策や家族資産の管理について考えるきっかけを得ることができます。
自分の親からの相続や、子供への相続を考える際、FPで学んだ知識がきっと役に立つでしょう。
FP試験の勉強を通じて日常生活に役立つ知識が得られることは上述のとおりです。
一方で、その上で実際に国家試験に合格して資格を持っておくことで、よりその知識を役立たせる場面を増やすことができます。
まずは、FP資格の中で最も難易度が低く、受験資格もないので気軽に挑戦できるFP3級から、資格を持っておくことのメリットを見ていきましょう。
FP3級を持つことで、一般の人々よりも一段上の知識とスキルを習得していることの証明になります。
したがって、FP3級で習得した知識は、金融記事の作成などの副業を行う上で非常に役立つでしょう。資産運用や家計管理に関する深い理解を通じて、読者に有益な情報を提供し、その価値を認められることで、高い報酬を得ることが可能になります。これは、FP資格取得の一つのメリットと言えるでしょう。
実際、FPの3級の知識を活用してブログ運営やライター業務などの副業を行っている人も多くいます。金融に関する記事は専門知識を必要とするため、記事作成の依頼はしばしば専門知識を持つ人々に対して行われるからです。
3級は就職や転職における直接的な有利性は正直なところあまりありません。しかし、面接時に自身の経験や専門知識を示すための話題として、また自己啓発の一環としては有用です。
また、FP3級の取得がFP2級以上への道を開く第一歩であるということもアピール可能です。
FP2級以上ではより高度な金融知識とスキルを証明し、金融業界での雇用機会を増やす可能性があります。そのため、FP3級の取得をステップとしてFP2級の取得を目指す意欲を見せることで、面接官に対して自己投資と成長の意欲を示すことができます。
ただし、あくまでFPの資格はあなたの知識とスキルを補完するものであり、それ自体が成功を保証するものではないことを忘れないようにしましょう。
FP2級の受験資格を満たす要件として「FP3級の資格を保有していること」があります。つまり、FP3級を持っていればFP2級の受験を受けることができるのです。
FP2級は、金融プランニングに関するより深い理解と、高度な技術を証明するもので、これを持つと金融関連のキャリアの幅が広がります。
そのため、自身の金融知識を深めたい方や、就職・転職の際にFP資格を有利に活用したいと考えている方には、まずFP3級の取得を推奨します。
FP2級は、国家資格の中でも比較的取得しやすい側に位置していますが、それでもFP3級に比べると難易度は格段に上がります。内容もより深い理解と専門的な知識が求められ、それに対応するための学習時間や努力も増えます。
ただし、その分、FP2級を取得するメリットも大きくなります。
FP2級を取得することは、個々の知識やスキルを高めるだけでなく、直接的な経済的なメリットを得られる場合があります。
金融業界や保険業界の会社では、FP2級資格を保有している従業員に対し、資格手当を用意していることがあります。手当はおよそ月に5000円程度、年間6万円程度が一般的です。
これは、企業が従業員のスキル向上を奨励し、その成果を評価する形の一つです。そして、この給与増加は、資格取得のための学習時間や費用を補い、更なる学習意欲を鼓舞する効果もあります。
さらに、FP2級の資格は職場での昇進や昇格の機会を広げる可能性もあります。金融知識を実務で活用することで、自分の価値を示し、より高いポジションや報酬を目指すための道を開くことができるでしょう。
FP2級の資格は、金融や保険関連の業界で就職や転職を考えている人々にとって非常に有利なツールとなります。この資格は、金融プランニングの専門的な知識と技術を証明し、その分野での職務遂行能力を示すものです。そのため、これらの業界ではFP2級の取得が必要なスキルとして見なされ、往々にして求人の必須条件や優遇要件となります。
特に金融業界では、FP2級を保持していることが「基本的なスキル」として認識されており、その取得が求められることも多いです。このような状況下でFP2級を取得していると、競争力が強化され、より好条件での採用や昇進を可能にします。
また、FP2級の資格は、金融業界以外でも価値が認められています。たとえその業種がFPの学習内容と直接関連していなくても、FP2級資格は「個人の努力と成長の証」であり、「学習能力や達成意欲を示す証」であると認識されます。このため、FP2級資格を持つことは、あらゆる業界や職種での就職・転職の機会を拡大する可能性があります。
フルタイムで独立FPを目指す場合、やはり1級の取得が求められるケースが増えてきます。一方で、週末を使った副業や小規模な起業であれば、2級だけでも十分に活動が可能です。
FP2級は顧客からの信頼を得て、個々の金融計画の問題を解決するのに必要な基本的なスキルと知識を証明できる資格だからです。
週末起業を目指してみたい方は、FP2級の取得は大きな一歩となり得るでしょう。
FP1級の受験資格を得るための一般的なルートは「FP2級に合格して1年以上のFP実務経験を積む」→「FP1級の学科試験に合格する」→「FP1級の実技試験に合格する」です。
上記以外の方法もありますが、一般的にFP2級はFP1級への大きな一歩となるのです。
もちろん試験内容も共通する部分があるので、FP2級の取得からあまり日を置かずにFP1級に挑戦することで、より短期間で1級の取得を目指せるでしょう。
FP2級だけでなくAFPを取得するという選択肢もあります。AFPは2年ごとに学び直しを行い資格を更新する必要があるのですが、それは自分の知識をアップデートし続けることができるということも意味します。
そのためFPとして活動の幅を広げる際にはAFPの資格を持っておくとより自信を持つことができるでしょう。
なお、AFPの上位資格であるCFPも存在し、こちらは海外でも通用する資格なので、ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。
最後にFPの最上位資格であるFP1級の取得メリットを見ていきましょう。
FP1級資格を持つと、金融業界におけるキャリア開発の大きなステップになります。これは、FP1級が金融・保険業界で高い評価を受け、それが雇用や昇進の機会に直接的に寄与するからです。
資格手当の支給や、昇進の可能性の増大はもちろん、自社のセミナーやトレーニングにおける講師の依頼が来ることもあります。このような場では、持っている知識と経験を他の従業員に共有し、企業全体の知識レベルやスキルを向上させる役割を果たすことができます。
さらに、FP1級資格は自身の知識とスキルを客観的に証明する道具ともなり、顧客からの信頼を勝ち取る上でも大きな助けとなるでしょう。
FP1級を持つことは、FPとしての信頼性や専門性を証明する強力な証拠であり、そのために、FP1級を持っていると仕事の機会が増える傾向にあります。これは、顧客やクライアントが高度な専門知識を持つFPに依頼したいと考えるためです。
また、FP1級を持つことは、コラムを書く、セミナーを開く、講演をするなど、他の金融に関する活動の可能性も広げます。これらの活動は、直接的な収入源であると同時に、名前を広めるためのマーケティング活動ともなり得ます。
したがって、FP1級の取得は、FPとして独立し、収入を増やすための重要なステップとなるでしょう。
一口にFP資格といっても、FP3級からFP1級、AFP、CFPとそのレベルは複数に分かれています。
それぞれのレベルのFP資格には特有の利点があり、自分自身のキャリアパスや目標によって適した資格レベルを選ぶことができます。
また、FP資格の取得に向けて勉強することは、それそのものが自分自身の経済的な知識を向上させるための大きな一歩であり、自身の生活においても大きなメリットをもたらすことでしょう。